2009年10月30日金曜日

東京モーターショウ2009

隔世。
まさか、モーターショウが、
"小さく"
なる日が来るとは・・・。
東京モーターショウ2009、出展数3分の1、会場半分、
海外参加は僅か3社。

井上陽水が"くうねるあそぶ"ってた頃が若干ハタチ前後。

クルマは大きく、リッチに育つのが正しく、
使い始めたコンピュータで、あれもこれもと無闇に多機能化してました。
今からすると若干狂乱気味で、無駄に元気だったと思うけど、
"こんなん出来るようになりました!"
"次はもっとこれもいきますよ!"
って、肯定するのも、批評するのも飽きない時代だった。
その頃、エンジニアになりました。

トップランナーではないけど、
山のように"こなす"、
雑多な構成部品の設計でさえ、
ポリシーの主張と、新たな挑戦の織り込みが正義でした。

モーターショウも年々大規模になり、乗用車とトラックが年替わりになった事も。

あれから20年。

今、設計の正義は、
微に入り細を穿つ規制、基準、規格に適合している事。
そしてコストが安いこと。

いつの間にか、クルマは若者の憧れでは無くなり、
無邪気な夢の対象ではなく、費用対価値で量る実用品、
ステータスや環境姿勢のアピール手段に。

夢憧れと縁遠くなれば、ショウでおとぎ話を語る必要も無い、ということなのでしょうか・・・。

どんなにクルマが"実用品"化しても、モビリティ〜移動のヨロコビは、決して無くならない、語るべき夢は消えないと思っています。

クルマへの価値観は、経済的実用性だけじゃない。

今日、恐らく世界初の、携帯式燃料電池が、たった数万円で発売されました。
よきにつけ、悪しきでも、未来の足音がここに。

2009年10月22日木曜日

再認識

無線機、GPS、トップケース、ファーストエイドキットにデジカメ、エトセトラetc・・・。
いつもの装備品は一切つけず、久しぶりにウェストポーチ一つで走りにでました。
ま、ETCで、高速料金所のゲートが開くのを確認するだけのつもりだったので。

必要最低限でバイクに乗るのが新鮮で、本当に久しぶりだった事に気づいて、愕然。
ただでさえ、最新型の同じ排気量のバイク2台分の重量を、尚一層重くして走ってたんだものなぁ・・・。

バイクを操る以外の操作系が一切ないので、集中して、平日の峠道を疾走。

このオートバイは、スポーツ系=軽量・シンプルという図式へのアンチテーゼか?と思うくらい、重く・複雑。
普通のバイクとは、構造まで違う・・・普通じゃない。
でも、スポーツ系。
ただし、普通じゃない構造ゆえに、ちょっと普通と違う乗り方・走り方をしないと、スポーツできない。
そうでした・・・。忘れてた。

”普通じゃない”、このバイクそのものを受け入れた時、応えてくれる回答が、不安の無さと疾走の快感!
まさに、

だいたい、あだ名が
”フライングブリック(空飛ぶレンガ)”。
ここからして、普通、バイクにつける”褒め”あだ名じゃない。
絨毯じゃない、レンガなのである。

でも、オーナーにしか判らない?
ジャストミートなあだ名なのだ!

大分乗れてきた帰り道、久しぶりの感覚に”にたにた”して走ってました。

2009年10月19日月曜日

ETCが付いたので

ちょっとだけ試しに出た筈が、気がついたら柳沢峠に。
昼寝する予定が・・・

2009年10月16日金曜日

"終末のフール"、"軍艦武蔵"読了

盆休みの初日に、夏休みの課題図書で買った本が、ここまで掛かってしまいました。
文庫折り込みビラには、涼しげなワンピースの女の子が"ナツイチ!"って。
苦笑。

伊坂幸太郎は、相変わらずの容赦無さと暖かさ、説明されないレトリックの埋め込みが楽しく、最後にホロリと絶望の中に温もりを持ってくる。
"魔王"の時は、らしくない直球(それはそれで好き)だったけど、温いニヒリストに戻ってました。

武蔵は・・・
一方的にやられまくる最期の戦いから、沈没後上陸した南方での飢餓戦線、戦後の生活の闘い・・・。
それをくぐり抜けた後の、平成の生活風景が、リアルに、今の自分への空間・時間の連続を感じる。
今遺しておくべき本筆頭。

2009年10月9日金曜日

台風一過


今朝は、あと一歩のところで、中央線の運休に捕まってしまった。
聞けば、立川〜日野間の多摩川を強風で渡れず、
運転調整してたら、三鷹〜吉祥寺間で倒木、なんて感じで被害が拡がり、
延々と運休状態が続いたようで。

立川からは、モノレールの振替輸送があったので、そちらへ。
白状すると、出社の使命感は殆どなくて、
タダで、普段と違う乗り物と場所に着くのにワクワクして即決。
もっとも、強風というより、暴風に水煙の舞う多摩川の上で、
やはり強風に煽られ、傾いで川を渡って行くモノレールには、少々ビビりました。
でも・・・楽しかったぁ!

甲州街道駅から、普段の3倍歩いて出社。結構”本日終了”的になってるんだけど、
現場呼出し。
工場に出たら、何故かひっそり、森閑として。
臨時で工場部門は休止にしたと。

普段喧噪にまみれ、ヒト、モノが騒然と動き回っている空間、景色が、
建家だけ残して、青空と白い雲の下。
必要以上に静けさを感じ、
映画なんかで、廃墟に青空の画面が、その静寂感の演出だったのでは?と思いつく。
・・・違うのかもしれないけど。



2009年10月3日土曜日

三鷹な夜

金曜日の夕食は、いつもはリトスタが多いのだけれど、今週は秋休み。
オーナー夫妻は、がっつり充電中の由。佳し。
ブログを見ると、食べまくっているけど、(鍋焼きうどんハシゴ!!)
やはり自転車旅だから食えるのか?

金曜は初めて?味ごよみ恵良さんに。
いつものように、食べたいもの数点をお願いして、
あとはお任せで。
若干迷惑かな?とも思うけど、料理が出てくる瞬間のサプライズ感が楽しい。
盛りつけの美しさも見事。いつも絵にしてみたいな・・・と、思う一瞬。(すぐ忘れるけど)

我家と同じく、”ひとり一合”の酒飲みご夫婦(笑)と、二組貸し切り状態に。
ご主人が大のつり好きで、”美味いイカのカースト”談義に盛り上がり、
恵良さんの太鼓判
”お出ししても文句無いものなので”
との釣果のイサキの焼魚をいただく。これまた美味。

鯛ご飯でシメて、帰り際、紹介いただいたら、
三鷹のケーキの雄、”菓子厨房レヴェ”のパティシエさんとの事。
楽しく、サプライズな出会いでした。

最後にひと飲み、出てすぐのKo's Bar44に。
時々しか伺わないのに、良くしてもらってます。
カウンターに、
よくご一緒するT夫妻のご主人と、元”やま酒”Storiesアルバイトさんが。
この間の、八幡様のお祭りの話で笑って帰宅。

三鷹濃度の高い夜でした。

2009年10月2日金曜日

日々是・・・

富士山、5合目から見上げるとこんな感じでした。曇り日の、一瞬の姿。

明けて平日、電車ギリギリ。
早足の改札口で、前を歩く会社員の踵を引っかけ、焦りで無視、驀進。
感じて振り返ると、上目遣いの睨み眼。片手拝みに苦笑で謝る。
”涼しい一日!”とNHK、天下の◯◯坂、登れば会社、到着すでに大汗かき。
なまじ”涼しい”で着替え持たず。
限ってそんな日、現場呼出し。
大汗シャツに作業着はおり、工場往復再び大汗。
トラブル対応、現場で冷や汗、
結局その日予定の諸々明日。

明日は明日の、風よ吹け・・・。