2011年5月28日土曜日

【雑想】ペンが飛んでた頃

自由だった小学生の頃の空想・妄想をいろいろ思い出しちゃいました。
ウチではよくペンが空飛んでましたねー(笑)。

上手に敵わぬは百も承知。
でも、お絵描き楽し♪私空間にて許されたし。
(って、さんざん晒してるか(笑))

2011年5月27日金曜日

【環境展2011メモ】日立建機製双腕ブレーカー

引き続き、東京ビッグサイトで開催された、「環境展2011」の個人メモです。

どうも一部では有名?な、日立建機さんの「双腕ブレーカー」
調べると、もともとハイパーレスキュー用に開発されたものらしいです。
(知ってれば、説明員の開発担当さんに聞けたなぁ...残念)

この機体(の同型?)も、被災地に行っていたとか。
説明員の開発担当さんも、オペレータ指導に現地に行っていたそうです。

このモデルは、ハイブリッドということで(環境展ですから)、
上部機体の旋回制動時に回生、つまり発電して、
その電力でエンジンをアシストして、燃費/排ガス低減に貢献するもの。
同業メーカーさんも、HVモデルを多数出品されてました。

さすがハイブリッド。NEDOのステッカーが。
(NEDO;独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)
んで、説明員さんに、ずっと気になっていた操縦法を教わりました。
日立建機さんの教習所に行った時、試験中?の本機を見ていて、
「操縦法?」想像がつかなかったんですよね〜。
運転台。意外にシンプル。

両手、両足、両肘、総動員です(笑)。
コントローラは電子式なので、ソフトでいかようにも配置できる、
とのことでしたが、この配置が、直感的操作に最も近いようです。
「ゲーム世代なら、1時間もあれば...」

今問題の原発や地雷撤去など、オペレータに危険が及ぶ作業の為に、
3Dディスプレイを用いた遠隔操縦装置も映像で紹介されていました。
それって...
ガンダム出現も、近いかもしれません。
...日立さん製、なのか?
(あ、そういえばサンライズさん、だし(笑))

【環境展2011メモ】ループウィング製風力タービン

東京ビッグサイトで開催された、「環境展2011」の個人メモです。

LOOPWING社の風力タービン。
造形的な美しさで、一目惚れ的にブースに吸い寄せられて...(笑)。


多数の安全機構を、スマートな配置で搭載している事
=機械設計的な洗練度に期待
完全スタンドアローンで設置可能なこと
=災害時のエネルギー確保手段に期待
どうしても、三陸沿岸部の復興に関連づけて見てしまいます(苦笑)
機械として、各部品が収まりよく「一個体」になっている...
こういう設計は大好きなんです。
「営業的にお役に立てないですよ...」
という私に、しっかりご説明いただけて感謝でした。
完全独立の設置が可能な点に凄く魅力を感じます。
今回孤立している、三陸沿岸の各浜ごとに、尾根に数個ずつ設置してあって、
状況伝達などの最低限の電力確保がされていれば、
状況がまた...などと想像しています。

2011年5月19日木曜日

仙台・牡鹿訪問20110510〜0512 #5


(続き)
行程のGPS軌跡。
石巻から鮎川に伸びる、青〜緑のグラデーションの線が今回の経路。
色は速度で、青い程遅い。
朝、事務所で合流して、支援物資が集結している倉庫に向かいました。
トラックは、福岡県の生協が支援提供してくれているデリバリー用のもの。
今回の目的地は、鮎川の僅かに手前のO浜。300人以上の大きな避難所です。
カセットコンロ、ボンベ、チョコ菓子、リンゴ、下着類、自転車等を積んで出発。

失礼とは思いますが、同行の士、往路復路とも会話に尽きることない道中でした。
お気遣いさていたのかも知れませんが...。
「先生、それはちょっと学生には言えませんよね〜」な話題とか、
本当にいろいろお話したのですが、言えないので割愛(笑)。

真面目な話も沢山していただきました。
・本来の路上生活支援の中で見ていて、被災が原因で路上にでる人が増えている件
・支援物資提供は肉が多いが、沿岸部の、年配者は肉だと食べられない人もいる件
・自衛隊で、生命維持分の炊き出しはしてくれているが、食べる喜びは...
嗜好品については民間支援しかなく、奪う様に欲っしている件
・調整不足で、被災当事者への現金収入支援の瓦礫撤去作業が、
別途指示をうけたボランティアに片付けられてしまった件

途中、海側と内陸側で、明暗を分けた「東部道路」を通り、石巻に。

写真を撮るのに、凄く気が引けました。ですが
「伝えてください」
と仰っていただけたので、でも腰の引けた撮影ですが、撮りました。
石巻市内 これでもかなり片付いているエリア
結構埃っぽく、磯っぽくてかつ饐えたような臭いも。
ただ、以前あった”死臭”ではないそう。
報道で、さんざん見ているとは思いますが、現物の、実際の大きさで対面すると
やはり迫るものがあります。
何故ぐっと迫るのか、最近読んだ、盛岡の書店員さんのコラムではっとしました。
きっと、今は瓦礫ですが、それぞれ被災した皆さんの生活を形作っていた物達の、
変わり果てた姿であり、往時が想像できるけどこの破壊が信じられない、から...?
石巻市内
一見片付いているが、クルマがひっくり返ってます。
片付けで日々景色が変わるので、道を間違え易いそうです。
石巻市街を抜け、旧北上川を渡って、牡鹿半島に入ります。
浜が丸ごと薙ぎ払われていました。
手つかずの瓦礫
でも、自衛隊の捜索は済んでいるよう。
震災直後、このような瓦礫のあちこちに
人体の部品が挟まっていたそうです。
尾根を回り込む為に標高があがると
何事も無かったかのような風景。
でも、地割れもうねりもひどい。
ボランティアの皆さんが、フロートの回収を。
養殖筏の再生が目的かな...
浜に鯉のぼりが!
捕鯨のキャッチャーボートまで。
ドック入りしていたものが流されたそうです。
つい最近、海に戻されて補修に向かいました。
O浜避難所
秋田・湯沢町から炊き出し支援にきていました。
うどん、美味しそう♪
O浜の避難所に到着。丁度昼食の炊き出しの最中でした。
先生曰く、格段にみなさんの顔が明るくなっているとの事です。
・日程はともかく、仮設住宅の場所と入居の概日程がでた。
・連休で、多くのボランティアが来て物事が進んだ(?)
・熱望していた自転車(活動範囲拡大)が、大量に届いた。
ただ「がんばろう!」といっても頑張れないけど、目に見えるものは
やはりモチベーションを上げてくれるのかもしれません。
積んで来たチョコ、自転車は好評で、現地の皆さんに手伝ってもらって
すべて荷下ろししました。

いろいろ情報を伺って、出発。鮎川の様子を観に。
途中の十八成(くぐなり)浜。
皆避難所なので、人っ子一人いませんが、先日、恒例の
「夏祭り」を敢行したそうです。
先生のNPOで、その際のお神酒を届けたとか。
鮎川の街も、やはり薙ぎ払われていました。

シンボルの、観光船乗り場のオブジェ
2005年、ツーリングで来た時の
往時の姿
浜という浜は、軒並み薙ぎ払われていましたが、道沿いには真新しい電柱が。
電話会社の衛星中継車や、自衛隊、専門業者の重機など、再生への動きは
確実にありました。ただ、あまりに破壊の規模が大きいのも事実。
まだまだ、手のついていない部分の方が大きいような印象です。
私が伺った、5/11時点で、半島内の信号機は未だ点いていないし、
ガソリンスタンドも全半島で、給分浜近くの1カ所のみ。被災規模が大きく、
支援の手が緩むとすぐに状況が悪化するのが今の状態のようです。

ただ、今回のものより更に大きな明治29年の津波災害を超えても、
やはり皆三陸に住み続けてきたのは、大きな事実。
考え込ませられました。

仙台帰着後、近くの市民センターの避難所の炊き出しに、同行させていただきました。メニューは豚丼。
「肉類は...」まさに直面。サンマ缶詰を暖めたりと、工夫しています。
炊き出し終了後、ひと椀戴きました。美味しかったです。
皆さんは、ほとんど毎日炊き出し等の支援に携わっているとのこと...。

貴重な経験をさせていただいて、本当に感謝しています。
一言で、結論の言える経験ではありませんが、よく咀嚼しようと思っています。
(結)

仙台・牡鹿訪問20110510〜0512 #4

安達太良SA 後方に自衛隊の皆さん
GWとは打って変わって、ガラガラの東北道を、一路北上します。
時折かたまって走っている車列は、殆どがオリーブ色の自衛隊車両。
交替なのか、物輸なのか。汚れたままの車両も多く、
彼らの苦労にも想いを馳せつつ。
抜きます。(不整地車両って、大概80km/hくらいなので... m(_ _)m)

国見SA 強風で釣り鐘雲が。
郡山から福島国見峠まで、いつ来てもずっと強風地帯です。
例の汚染が、直近地域より高いという...。
いつも吹く、浜通りから遮られずに吹き抜けてくる強風が原因なのでしょうか。
本来ならば、恵みの風でもありそうな...。
変わった雲を見つけても、単純に喜べなくなりました。

仙台夜回りグループ事務所
仙台に無事到着。お預かりした物資も、翌日になりましたが無事お渡ししました。
仕分けて、数がまとまったら配られるとのことです。
ただ、I先生はバイクにある程度のアメニティグッズとタオルを積まれていたので、
常時ニーズがあるのかもしれません。
路上生活・被災者支援物資でいっぱい。
国連WFP(WorldFoodProgram)用ビスケットとか、珍しいものも。
避難所炊き出しの豚丼を仕込んでいるところにお邪魔しました。
(これは翌日の写真)
明朝、待ち合わせて、牡鹿半島への支援物資搬送に同行します。
(続く)

仙台・牡鹿訪問20110510〜0512 #3

(続き)
・風轍→I先生(要約)
[おはようございます。仙台での宿が確保できたので、10、11日2泊でお伺いしようと思います。...パニアの交換も含め、物資の仕分け積降ろし、搬送他、お手伝い出来ればと思います。日程未定は了解です。またパニアに物資をと思いますが...]

・I先生→風轍(要約)
牡鹿半島の先端まで行って、避難所に消費物資を置いて帰ってくるだけの単調な配達の仕事です。退屈させてしまうかもしれず、大変恐縮です。
...アメニティグッズや粗品で貰うタオル、身の回りにある消耗品があればまとめて路上生活者や被災者に配っています。炊き出し時に子どもたちにはお菓子を配るのでおまけのおもちゃ、小物などがあったらお願いします。数がそろった時点で一緒に配ります。あるもので結構です。わざわざ買わなくていいです。]

という会話が出発前日(笑)。
家中にある、未使用のタオル等集めてみたけど、大した量になりません。
仙台まで、積んでも積まなくても、使うガソリンと労力は一緒。
空気を運んでは申し訳ない...

・風轍のツィート
[【ご近所の皆様】明日仙台にバイクで行くのですが、空の荷室に多少でも支援物資を積みたく、もしあればご協力を。「未使用(相当)の」アメニティグッズや粗品で貰うタオル、身の回りの消耗品、子供達に配るおまけのおもちゃ、小物などあるもの(買わないで!)を。宜しければDMで(本日中のみ)。]

月曜日の朝の、しかも微妙な時間(普通なら出勤中?)にも関わらず、
すぐ近所にお住まいの、某レストランで知り合いになった友人達から、
あっと言う間にパニア一杯の物資を提供いただきました。
概ねタオル60枚以上、トラベルアメニティや玩具など...
本当にありがとうございました。
今だから白状すると、私物の衣類などが積めなくなり、急遽昔に使っていた
防水ツーリングバッグを引っ張り出しました(笑)。
でも余さず積めて良かったです。トラックには敵わないけれど、空身の移動
にはならなくなりました。

念のため、長靴代わりにビーンブーツも持ちます。瓦礫の中の作業を手伝う
予定は無いですが、一応三鷹のワークマンで踏み抜き防止鉄板中敷きを購入。
以前、陸前高田のVCに差し入れした時から、追加の入荷が無いようですね...。
写真は以前撮った普通の中敷き。二重に入れました。
雨の予報におののきつつ、仙台に向かいました。
(続く)

仙台・牡鹿訪問20110510〜0512 #2

(続き)
ところが、電話を切って2時間に満たないくらいで、すぐに電話が。
「かなり傷が入ってますが、見つかりました。良ければ使いますか?」
実は、純正品は結構高価な部品なのですが、そこも破格値で良いと。
是非も無く受け取りにいきました。

...きっと、電話を切ってすぐに、倉庫で探してくれたのだと思います。
ありがとう!マイスターHさん

そして、twitterでI先生に連絡。
[バイク屋さんから格安提供いただいたパニアをお届けしつつ、邪魔なく手伝える事があればお伺いしたい、と考えておりますが、如何なものでしょうか?。パニアはキーをI先生のキーに組替え(ディーラーですぐ)ればより便利だと思うのでそれ用に。]

正直、スポットで行っても、実効性のある支援にはならないかな、
とは思いました。
ですが、故あって半端に時間の空いている、今の自分の状況で何ができるか?
を知るには、まず現場を知らねば。それも少しでも手伝いになりつつ...。
きちんと組織だって支援活動されているところにご縁ができたので、
(...押し掛けですが(苦笑))
直接伺って確かめたい部分が大きかったと思います。
妻も応援してくれたので、まずはお伺いをしてみました。

返信のDMが。
[11日早朝出発で歌津(片道3時間弱)にプロパンガス他を持っていく予定がありますが、プロパンガス以外の物資の入荷日時が決まっていないため未定です]

刻々変化する現地の状況なので、未定は止むなし。
11日をターゲットに、スケジュールする事にしました。まずは宿。
I先生は、仙台市内に拠点を持つNPO法人、
”仙台夜回りグループ”(路上生活者の生存・自立支援)
の理事長をされていて、今回の被災者支援もNPOの活動として実施しています。
なので、仙台市内の現実的な距離で宿を確保しなくては...
「満室」
「震災後営業できず」
等々、全く宿がありません。後で知ったのですが、復旧作業の為に
膨大な人数が宮城に入っているのですが、沿岸は壊滅していて
宿が準備できず、大半が仙台市内に逗留しているそうです。

やっとのことで、ドミトリー式の宿の相部屋に、ひと寝床確保。
(こちらも連泊中のボランティアの皆さんで溢れてました。)
作業服、長靴がいっぱいに干してあります。
宿が決まったので、11日に伺う旨、I先生に連絡しました。
(続く)

仙台・牡鹿訪問20110510〜0512 #1

ひょんな事がきっかけで、牡鹿半島の避難所への物資搬送に
同行させていただいてきました。
その際、持参した援助物資につきましては、
友人各位の大きなお心遣いをいただきました。
本当にありがとうございます。

あらためて、御礼申し上げる次第です。

そもそも、ひょんなきっかけとは、twitterのリツィートで、
”K1200RSのパニアケースを貸してください”
という呟きに目が止まったことから。
パニアケースとは、上の写真でバイクの両脇に張り出している荷物ケースのこと。
”被災地に支援物資をピンポイントでデリバリーするのに使いたい”
との書き込みだったので、早速メンションで確認。
「近頃見かけなくなった、古い同型のバイク乗りで、能動的に支援をしている人」
というだけで、既に気を許していました(...苦笑)が、本人ブログを確認すると、
車種的に無謀なシベリア横断”出張”ツーリングの記事を、
最近は滅多に読まなくなったバイク雑誌で、たまたま読んでいました。
奇遇...。

空気の輸送ではもったいないので、DMで今欲しい支援物資を伺ったのですが、
リクエストの乾燥味噌汁は無く、100均の粉末/レトルトスープ等を詰めて発送。
念のため、輸送事故防止にと、デザイナーさんの支援ステッカーを貼りました。

発送後、ちょっとしてから、バイク屋さんに、中古の同ケースの有無を相談。
このパニアケース、キーロックの鍵をバイクのメインキーに合わせて使うのが、
便利で事故防止になるのですが、今時点は私のバイク仕様になっています。
なのでキー付きでお送りしたのですが、バイクとケースのキーを合わせずに使って
いて、実際にロック忘れで落とした(危険!)経験があり、いっそ支援専用に、
傷だらけで良いので中古品が無いかな?と思いつきました。

いつもお世話になっているメカニック(マイスター)さんに相談。
「何分、もうそんなに無いバイク用なので、恐らく無いですよ〜」
まあその通りだろうな、と納得。
ヒマな時に、ちょっと気に掛けておいてくれればありがたい、旨お話して、
電話を切りました。ところが...
(続く)