2011年8月25日木曜日

【思いつきカタログ】逆さ傘(笑)。雨を見るとつい集めたく...

今朝も雨でした。
雨降りを眺めてると、つい思ってしまうのです。
「この水、もったいないなぁ」
と。

本格的な雨水利用については、井戸掘り親分の本業なので、
いずれ詳しく教えを乞いに伺うつもりなのですが、
(...もう1年以上保留のまま。ごめんなさい!)
ぼんやり雨を見ながら思いついたのが、このマンガです。

折り畳めて、それなりに面積かせげて、
何も無い場所での使用を前提に...
なんて言うより、”雨→傘”の、何の変哲の無い発想からですね(笑)。

クリックすると大きくなって、
...アラが良く見えます(苦笑)。

いろいろ”アラ”があると思うので、
ご教示願えれば幸せです。

ま、思いつき、なんですが。

2011年8月24日水曜日

【思いつきカタログ】暖助でスターリング発電

「暖助」はご存知でしょうか?
リンク先を是非見ていただきたいのですが、
今被災地で大活躍の多機能かまどです。
暖房、炊事(かまど)、風呂釜にもなる優れモノなのです。

このせっかくの熱源で、発電もしてしまえば?
いつも気になっている”スターリングエンジン”で。と。
スターリングエンジンとは、空気の熱膨張/収縮で回る、熱さえあれば
熱源は問わないエンジン。

調べると、協和合金さんのスターリングエンジンの形状が、
暖助に取り付けるのにぴったり!に思えてきました。
是非リンクをご覧ください。

んで、アイディアまんが。


今は、かなりの範囲で電力が復旧しているようですが、
停電時、せめてコミュニケーション用や簡単な照明用の電力が、
熱が在るだけで得られるなら、あって良いかな?と思うのですが...。

思いつき、です。

2011年8月12日金曜日

落書き色付き

角椀(溜)
...のつもり。
さて、再就職の就業開始までになにするか?
お絵描きをしよう!と(笑)

【言い訳】
下手だけど、好き♡。(←なだけだね。結局...)
設計=イメージを伝える仕事。ならば役に立つ!
ってか、伝える力の強化かぁ...

んで、プロダクトデザイン課の皆さんの、
スケッチの教科書みたいなヤツを購入。
なるほどね。デザインスケッチって、こんな風に描くんだ。

COPIC?なんか便利そうな画材があるなぁ。
世の中進歩してるんだ...って、20年前からあるのか!
丁度、就職して満開で残業してた頃だよなぁ。

1色400円!
当時だったら、知ってても買わなかったと思う(苦笑)。

そんな高い画材で、「子供の落書き」をしていると、
罪の意識と自己嫌悪にならなくもないけど、
いいよね〜!もう。折り返しすぎたしさっ。

修行修行〜♪...(シリアスにやらんから上手くならんのじゃ!)

でも、色がつくのって楽しいなぁ〜。

思いつきメモにも彩色♪
たーのしー♪
まだ、色鉛筆とパステルの使い方も書いてあったが...。
さて(笑)。

2011年8月2日火曜日

陸前高田〜牡鹿/石巻訪問20110723〜24 #3

(続き)
引き続き、訪問の全写真はこちらに。

今日は、現地の方との食事会と、自宅避難の方にお見舞いの食料他をお届けに。
沼津の水産加工会社さんから提供いただいた干物と、W支援の福島の桃と。
私はお届けに同行し、いつも沼津から運んでくる干物を、
実際にお渡しさせてもらいました。
牡鹿半島 小積浜にある津波の碑
「地震があったら津波...忘れるな火の元の...先に老幼続いて避...」
と読めます。
...。
完全に津波が突き抜けた家々や、基礎だけになってしまった集落の端に、
僅かに高台になっている家が一軒。
「やっと先週電気がきたの!んで、早速いろいろ繋いでみたけど全部駄目で(笑)」
明るくお話されてますが、...4ヶ月半も、電気無しに、廃墟になった集落の中で...。
「水道は?」
「まだだけど、もうそこまで来てるから!」
...。
カメラを向け難かったので、メモで。
クリックすると、多少大きくなります。
家の中も、1階は壁が剥がれたり、床が抜けていて殆ど使えず、
2階で生活されていました。
少しでも高い場所で寝る...今思えば、そういう気持ちもあったのかも知れません。
「直してもしょうがないけど、住めるようにはできそうだから。
家電買ったのよ(笑)」

他にも数カ所回りましたが、総じて皆さん明るく、
オトナな冗談で笑っていました。強いなぁ...。

本当に、まだまだ、何も終わっていなかったです。
やらなければいけないけど、どうすれば良いのか途方に暮れるばかり...。

でも現地では、手の中に、今出来る小さな事はいくらでもあって、
それをひとつひとつ、人を笑わせながら片付けて行く皆さんがいました。
ゴールではなく、1cm先の未来を見ているような。
1cmの積み重ね。1cm進めた喜び。

晴れた牡鹿半島は、言葉通りのコバルトブルーの海に。
これが、北は八戸・種差海岸まで続く、壮大な芸術作品が三陸海岸。
宝物のツーリングコースでした。
いつかまた。心から能天気に走りたい。
「まだ終わっていない」
その事だけは、しっかりと刻みこみました。
引き続き、できることを。

また伺います。
(結)

陸前高田〜牡鹿/石巻訪問20110723〜24 #2

(続き)
引き続き、今回の訪問全写真はこちら。

石巻に。
石巻赤十字病院
数年前に、市街の中心だった沿岸地区から、現在の場所へ。
「不便になった」と、地域から大不評だったそうですが、
以前の場所は津波で壊滅。石巻〜北上川以南で唯一の医療拠点に。
何が幸いするか...
石巻 門脇?住宅街
海岸線から数キロ内陸の、東京のイメージだと多摩地区のような、
ベッドタウンな住宅街。まさか津波が...との思いと、
居住人口の多さで被害が大きかったそうです。
続いて、女川。
NHKスペシャルでも紹介された、液状化+津波でひっくり返ったビル達。
女川市街
海沿いで、駅の近くにコンビニがあって、
バイクで来た時にトイレを借りて...全く判りません。
ビルの、高い階に車が刺さっていて、
しかも窓が曇ってて...
...どうにも近づけず、機材も無く...
様々な悲劇が繰り広げられていたそうです。
再び石巻に戻り、横須賀で廃業された食材/飲食店の業務用機材を、
復興町づくりの会の方に搬入しました。
”石巻 川開き祭り”で早速使います!」
と喜んでもらいました。役にたっていたらいいな。

宿に向かう途中、寄った石巻・渡波地区のイオンの駐車場で、通りすがりのオジサンが、
「...なんも無(ね)。裸一貫だ。裸...」

宿は、奇跡的?に、家屋倒壊も人身被害も無かった、牡鹿半島の新山浜に。
気っ風の良い女将さんと、手伝いのお母さんが素敵で、
はち切れそうな料理と生ビールで大歓待を受けました。
新山浜
地元の方の発音だと”ニヤマ”に聞こえます。
宿の裏手に可愛い祠が。
しかし、お手伝いのお母さん、実は別の浜の方で、津波に流されたそうです。
乳幼児と小学生の孫二人を両腕に掴まらせて...。
途中、小学生の孫がはぐれて流れしまい、もう一人の孫と必死で角材に掴まったら、
角材が運良く無事な家に回り込んで、九死に一生を得たそうです。
新山浜の社
丁度ここの高さまで津波が来たそうです。
浜の社が高いのは、津波の時はここまで逃げろ...という意味もあるとか。
幸い、流されてしまった小学生の孫も、漂流物を乗り換えながら、
無事に別の場所に流れ着いて無事だったそうです。
よかった。
米軍”トモダチ作戦”のヘリポート跡。
不足物資の意思疎通は身振り手振りで、滑稽なのもあってね、と笑ってました。
「トイレットペーパーがねぇ...」
さすがに港と船は全滅だったそうです。
沖出しするか、山に逃げるか、でも後者で正解だったと。
新山浜
被害が少なかったとはいえ、破壊力を感じます。
でも、この浜は、過去幾多の津波でも無事な浜だとか。
今日は牡鹿半島内に。
(続)

陸前高田〜牡鹿/石巻訪問20110723〜24 #1

前回の訪問が、ちょうど震災2ヶ月目の5/11。
以後、こちらで就職活動をしつつ、
機会あるごとに、支援のお手伝いをさせていただいたりしてました。

そんなお手伝い先のひとつ、横須賀のゴルフショップさんから、
「そろそろ最後の訪問になるかもしれないけど、一緒に行く?」
とお誘いを受け、4ヶ月半目の被災地を訪問してきました。
訪問全写真はこちらへ。

いつものお手伝い、沼津の干物工場から支援物資の干物を横須賀に運び、
そのまま他の参加者を拾い、一路東北へ。
陸前高田〜海岸線沿いに北上まで南下、石巻に出て、女川。
牡鹿先端近くの新山浜で一泊して、牡鹿狐崎でお食事会。
途中石巻で物資搬入、牡鹿の避難者さんに物資お届けも。
沼津往復も入れると1800km程になりました。
深夜、常磐道〜磐越道〜東北道と走り続け、早朝、陸前高田に。

陸前高田市街
積み重なっていた、生々しい瓦礫は撤去され、広漠とした空間に変わっていました。
人の気配はありません。
ここから、海岸沿いに南下しました。
気仙沼・内部捜索済み、の”ok”マーク...
気仙沼市街・オイルフェンスのリール
まだまだ、瓦礫の撤去が進んでいない地域が目につきます。
ただ、全壊地域...居住不能、とされた地域については優先順位を下げているのも事実だそうです。
階上地区・気仙沼向洋高校
いまだ地盤は海に向かって伸びかつ沈みつづけていて、
すぐ壊れる仮復旧した物流の命綱...主要道路の補強/補修や、
雨期/夏を迎えての衛生対応、仮設住宅の建設などなど。
南三陸・歌津地区
自治体の口座はすでに空っぽな時期。加えて来期の税収は見込めない...。
市町村の中心部が丸ごと無人になり、復旧復興の道筋...なにをどうすれば?
現場の行政担当には、限界がきているとの話にも説得力があります。

現行法の元では、津波被災範囲に建築許可は出せないけど、といって土地も無く。
法を変える権限をお持ちの方々は、いまだ...。
南三陸・志津川付近 中心街
...無人。
とにかく、あまりにも広く、傷が深い...。
南三陸・陸前戸倉 モアイ像のある駐車場

2007年5月の、モアイ像の勇姿
北上川河口まで南下、新北上大橋が渡れないので、
最後まで孤立していたという雄勝地区には入れないまま、
一旦石巻に向かいます。(続)
北上地区 吉浜小学校
14:46で時計の針が止まっています。