「震災復興に奔走する県庁職員が殺された!」
で始まるミステリー。
支援・復興に群がる暗部を、”震える牛”でも光った、
相場さんの鋭いナイフでえぐり出される...
おそらくはきっと、なハナシ。
読むべき。
ただ...それにも増して、あの日、その直後にあって、
やはり伝えきれていなかった現実、
に割かれるページの枚数たるや。
その描写は演出ではないです。
あらためて、あの日その直後の事を思い出しました。
そうか、たった3日の事だったんだ。
もっと、凄く長い時間だった気がする。
でも、本人には無限に長かったろうな...。