櫻山の居酒屋”MASS”
”永年の、煙草のヤニと珈琲染みを、
毎日丁寧に磨きあげてきたバーのカウンター”
みたいな、盛岡の唯一無二の飲み&商店街、櫻山地区。
今、突然降って湧いたような騒動が持ち上がっています。
あまり、主義主張を広言するのは得意ではないのですが、
比較的、頻繁に遊びに行く県外者の視点として、
以下の文を、盛岡観光コンベンション協会様にメールさせて頂きました。
ちゃんとお読み願えた由、返信も頂いております。
現櫻山存続を頑張っておられる皆様に、微力ながら、
一県外者の意見も参考になれば幸いと思い、アップしてみます。
...気持ちよく飲みたいな〜!
以下本文
盛岡観光コンベンション協会 観光部 様
初めてお便り申し上げます。東京在住の【本名にて割愛】と申します。
先日来、盛岡・櫻山神社の参道の商店街エリアについて、
現状のお店を撤去し、
・藩政時代の勘定所を復元
・物産販売所を建設
する由、お伺いしております。
残念ながら、上記が実現した暁には、
わざわざ盛岡観光に足を運ぶ魅力は半減以下になる旨、
一言申し上げたくメールした次第です。
観光者の視点からの、盛岡の最大の魅力は、
・県外観光客に媚びない、地元目線の「生きた街」を感じること。
・地元自力で培って来た歴史を感じる街であること。
に尽きると思っており、
そのもっとも色濃く集まっているエリアが
櫻山界隈である事に間違いありません。
残念ながら、今回の計画では、
・既に失って3桁の年を経た勘定所を復元しても、
継続維持した建物でもなく、何ら魅力が無い事。
・物産販売所なら、すぐ近く、中の橋の開放的な場所に”おでって”があり、
飲食については現状の”白龍”や”リーベ”など老舗店の方が、遥かに魅力的で、
代わりの無いものであること。
から、観光客には失うもの以外無い事を申し上げます。
むしろ、失われたままの南部公の銅像を復元されるとか、
大沢川原地区の、変わり失いつつある鍛冶店、馬具店近辺の
”町並み/風情の保存”などを断行される方が、
県外者としては、盛岡市政執行される皆さんに
喝采を申し上げたくなるものです。
盛岡の、他では失ってしまった”佳きもの”を、
変えずに、そっと、整え維持する、
素敵な施政をしていただけたら、幸いです。
県外者が余計な事とは思いますが、盛岡を好きで通うものからの視点を、
一言申し添えさせて頂きたく。
(文化庁の予算は国税ゆえ、無関係でもないですね!)
一読いただけましたら、貴重なお時間いただけた事に
誠に感謝申し上げる次第です。
ありがとうございました。
ブログを読ませていただきました。私も県外の者で、櫻山商店街が好きなひとりです。私の友人も、この商店街がなくなったら、盛岡には寄らないとまで言っています。
返信削除そこで暮らす人たちの歴史と共にある街が、私のこころを打ちます。それほどまでにも、同一資本の、単一な構造物だらけの街が、各地で見受けられており、息がつまりそうな思いです。
櫻山商店街が好きな人たちのこころと手が、この街に重なるとき、きっと、街が生き続けると信じています。
じゅん様
返信削除コメントありがとうございました!”なくなったら、盛岡には寄らない”、凄くよく判ります!
どこにいっても、東京/大阪近郊の様な町並みばかりになっている今、櫻山に出会えたのは”ありがとう!盛岡!”という気持ちだったので...。
いろいろあるとは思います。けれど、今の櫻山を、
●県外者だって、大事に想っている
事を、伝えておきたいな、と。”主義主張”って、苦手なんですが...。
はやく、この問題が解決して、今後もずっと櫻山で、気持ちよく飲みたいなぁ。是非一杯、ご一緒に!