盆休みの初日に、夏休みの課題図書で買った本が、ここまで掛かってしまいました。
文庫折り込みビラには、涼しげなワンピースの女の子が"ナツイチ!"って。
苦笑。
伊坂幸太郎は、相変わらずの容赦無さと暖かさ、説明されないレトリックの埋め込みが楽しく、最後にホロリと絶望の中に温もりを持ってくる。
"魔王"の時は、らしくない直球(それはそれで好き)だったけど、温いニヒリストに戻ってました。
武蔵は・・・
一方的にやられまくる最期の戦いから、沈没後上陸した南方での飢餓戦線、戦後の生活の闘い・・・。
それをくぐり抜けた後の、平成の生活風景が、リアルに、今の自分への空間・時間の連続を感じる。
今遺しておくべき本筆頭。
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