2014年7月26日土曜日

【本】あしたから出版社 島田潤一郎著 晶文社刊

この本を読んでいる途中で珈琲が飲みたくなり、
豆を挽きました。
シンプルな調整ネジ付きのミルなのですが、
見事に望みの粗さとはかけ離れた挽き上がり。

...この粗さなら、水の量を減らそう...。

この感覚で良いんだよなぁ。

べつにいい加減に手を抜いた訳ではなく
調整も考えて、
ちゃんとセットした上での挽き上がり。

もちろん、例えば私が喫茶店主で、
お客様に出すモノであれば
NG。

でも、
自分を自分で望みの”挽き上がり”にする事は、
やっぱり全然できてこなくて、
挽き直す豆もなくて生きて来て。

キチンと望み通りの挽き加減で生きられる事は
素晴らしいと心底思います。素直に。

でも、望まない挽き加減になっちゃった豆を前に、
美味しく飲むお湯の量、温度、ドリップの仕方は
いくらでもある、と。

島田さんのそれのひとつが
「本を出す」
ひとになる、事だったんだろうなぁ...などと。

テンポが良くて、”すっと入る”楽しい本でした。
「泣き上戸」な面が共感できるから?
あっという間に読了(笑)。

http://www.shobunsha.co.jp/?p=3174

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